『WindowScape』

 

WindowScape 窓のふるまい学

WindowScape 窓のふるまい学

 

 窓を交換可能な部分ではなく環境や人との関わりといった全体の中で捉える。光、風、水、熱など自然のふるまい、あるいは人間のふるまいによって様々な顔を見せる窓のバリエーション。たとえば窓の奥行きを延長すれば窓辺にも部屋にもなるわけで、単純に一要素と片付けることはできない。窓を観察することでそこに生きる人々の姿が浮かび上がってくる。

 

WindowScape 2 窓と街並の系譜学

WindowScape 2 窓と街並の系譜学

 

 自然や人のふるまいが窓に集約されるとして、それらが街並の中で作り出すリズムやパターンといった集合的なふるまいを「公」と位置づけて眺める。街並図鑑のようなもの。系譜・制度・生産の観点からの解説もあるがやや専門的なので流し見る感じで。ハーフティンバーだと途端にドイツっぽくなるとか、新潟の雁木(雪除けアーケード)とか、飛騨の軒下にある「雲」とか、虫籠窓とか。