2014-02-04 自由 詩 会合にも出た それから句会にも出た あとにはひと気のない座敷に一人きりで 茶を飲んで余韻を冷ましている 憂いはあらかた片付けてしまって 人に用立ててもらうものも特にない おもいきり火を使って料理するのもいいし かたつむりの中に塩を注いでやるのもいい とにかく雪原のように自由だ 畳に寝そべって大の字に手足を伸ばす なにげなく見るともなく見る天井を 子鬼の群れが駆けていく