飯島耕一『宮古』、『映画秘宝』2011年 01月号
- 作者: 飯島耕一
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 1979/06
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戦後意識を詩にしてきた詩人が、「戦争と戦後の影響のもっともなかった島」という宮古島への訪問と自身の鬱病からの回復を重ねて描く。「戦後が終ると島が見える」というフレーズで有名な一冊。同じく宮古島への訪問を描いた前作『next』を数年前に読んだきりになっていたので、本書を読んでようやく僕の中でも決着がついた気がする。戦争のあとに残された空漠を、南島の永遠が静かに埋めていく。
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2010/11/20
- メディア: 雑誌
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横山茂雄と高橋洋の対談「映画におけるオカルトとは何か?」を読む。聖なるもの、極限のものを求めると表現は他者には理解し難いものになっていく…このジレンマの解消のためにどの畑の人も頑張っているんだよなあと。花火に宇宙の爆発を感じて泣き出したという高橋洋のエピソードが味わい深い。