2014-04-04 夜道にて 詩 夜道を歩いているとひんやりした腹が出る ひんやりした腹 ぷるんと豆腐のよう またぎ越していけばいいのにそれができなくて 地団駄踏んでるわたしの胸の奥に おたまじゃくしがわらわら湧いてくる これをおもいきり吐き出さなくちゃ これをおもいきり吐き出さなくちゃ あ でもその前に さっきあっちで拾った牡丹の花を 腹に供えてやるのもいい 満月みたいなへその穴に挿してやるのもいい まだそれくらいの時間はある 夜が明けるまで少しの刻はあるだろう 夢見られる夢がすべて 果てるまでは