2013-09-30 紫色の紙 詩 紫色の紙が足りなくなってしまった 急いで買いに行かないと、もうすぐなのだからと 気ばかりがいたずらに焦って どうしたらいいかわからない 今までどこで買っていたかなんて覚えてないし 手配してくれる人にも覚えがない いつもいつもこうやって 足りなくなってから焦りはじめるのだ 焦ったところでどうしようもないのだから いいかげん腹を据えてはどうだ、と言われても はたしてそれで解決するものだろうか 黄色い紙が余っているから かわりに使ってもいいのじゃないかしら なんてうじうじ考えているうちに いよいよ手遅れになってしまって おそろしい夜がやってくる