2013-04-15 蛇 詩 まどろみの虚ろに耐えている生物がいると伝えてくれたこともありそれならばこのようにして指を浸し呼び止めるならば花は花を覆い応えた面影の数にだけゆるく髪を梳かし蛇行して銀色に光る唄のように果てへ続くものの彼方流れながら可憐な鱗を落としていく精が一人振り向いて言った