かつて肉屋のおとこを愛していたことがあった 肉屋は肉屋だけあって包丁を使うのがとても上手で 朝から晩まで肉を切り続けているのだからそれは当然で 肉を包む新聞紙からじくじくと漏れている あたたかくも冷たくもない血が 生臭くも愛しい気分を起こさせた…
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