夜中に窓枠がぴしりと鳴る 夢のなかから呼び戻されて 枕元をさぐった手に触れるものがあり それは感触で人の耳だとわかる よく見えないがそれはたしかに二切れの耳で ゴムのおもちゃのようにも思える あるいは狩ったねずみを主人に供えるようにして 猫がここ…
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