遅い帰り道は 雨に濡れててらてら光る 路側の白線に沿って歩くと 導かれているようで なんだか安心する そう 怖いものは何もない たとえば気づかずに かたつむりを踏みつぶしていた なんてことも 階段を上がる ドアを開ける 部屋の中の暗さが殺到する 靴を脱…
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