おれは桃太郎だ、桃太郎なんだと鬼が言うので あんたは桃太郎だよ どこから見てもそうだよと頷いてやる 鬼は心底ほっとした顔で でも空っぽになったような目をして 暗い森の中に帰っていく わたしはそれを止められなかった
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